2025シーズンのJリーグも終了を迎えました。
今年の優勝争いはとても白熱したものとなり、最後まで楽しめたシーズンとなったのではないでしょうか。
さて、シーズンも終わりましたし、ちょっとしたシーズンの振り返りも兼ねて、とあるランキングを作成しました。
これを「バカ試合ランキング」と私は名付けています。
望ましい名称かは不明瞭ですが、条件は以下のとおり。
- ランキングは7種。1試合の合計スコア・合計ゴール期待値(xG)・合計シュート数・合計コーナーキック・合計ファウル数・合計カード総数の高い順からランキングをつけていく。上位5位までを選出する。
- 片方(チームA)の数値がもう片方(チームB)の数値の2倍以上だった場合、その試合はランキングから除外される。(例:スコアランキングの場合。2-1、4-1のスコアの際は除外。3-2、2-2 のスコアは該当)
- 特定のランキングにおける片方の数値がもう片方2倍以上の場合は除外。だが、ランキングに関わらない数値(スコアランキングにおける、シュート数など)が2倍以上の差であっても、ランキングからの除外は行わない。
- データはflash score(J1 League 2025 live scores, results, Football Japan – Flashscore)の情報がもととなっている。データ集計元によって、数値には誤差があるのであしからず。
- 合計カード総数ランキングは、イエローカードを1枚・レッドカードを2枚で判定している。
条件についてご承知いただけたでしょうか。
それでは、2025年明治安田J1リーグの「バカ試合ランキング」を発表して行こうと思います。
目次
スコアランキング
第5位(合計スコア 7)
① 第9節:鹿島 3 – 4 京都
(得点者)
レオ セアラ(18) 奥川 雅也(61)
レオ セアラ(30) ラファエル エリアス(80)
師岡 柊生(90+2) ラファエル エリアス(82)
ラファエル エリアス(90+5)
| 項目 | 鹿島 | 京都 |
| スコア | 3 | 4 |
| ポゼッション | 56% | 44% |
| ゴール期待値(xG) | 1.23 | 1.34 |
| シュート数 | 13 | 10 |
| 枠内シュート | 5 | 4 |
| コーナーキック | 4 | 6 |
| パス数 | 379 | 296 |
| パス成功率 | 75% | 72% |
| ファウル | 11 | 19 |
| イエローカード | 1 | 5 |
| レッドカード | 0 | 0 |
白熱のシーソーゲームを京都が制した試合。
後半に立て直した京都が一気に試合をひっくり返し、最後に値千金の得点を決めて勝ち点3をアウェイでもぎ取った好ゲームでした。
② 第27節:名古屋 3 – 4 川崎F
(得点者)
森 壮一朗(32) 伊藤 達哉(7)
原 輝綺(45+3) エリソン(18)
和泉 竜司(81) エリソン(80)
伊藤 達哉(90+5)
| 項目 | 名古屋 | 川崎F |
| スコア | 3 | 4 |
| ポゼッション | 36% | 64% |
| ゴール期待値(xG) | 1.72 | 0.96 |
| シュート数 | 10 | 18 |
| 枠内シュート | 6 | 5 |
| コーナーキック | 1 | 3 |
| パス数 | 300 | 535 |
| パス成功率 | 74% | 87% |
| ファウル | 6 | 12 |
| イエローカード | 1 | 3 |
| レッドカード | 1 | 0 |
40000人集った豊田スタジアムでの一戦。名古屋は途中1人少なくなるなど、苦しい展開を余儀なくされる。エリソンの2点目が80分に決まるも、すぐに和泉 竜司が追いつく目まぐるしい展開。だが、最後アディショナルタイムに得点を決めたのは川崎であった。
第2位(合計スコア 8)
① 第28節:川崎F 5 – 3 町田
(得点者)
伊藤 達哉(20) ナ サンホ(28)
エリソン(45+4) 下田 北斗(36)
宮城 天(65) 藤尾 翔太(71)
エリソン(78)
マルシーニョ(90+10)
| 項目 | 川崎F | 町田 |
| スコア | 5 | 3 |
| ポゼッション | 48% | 52% |
| ゴール期待値(xG) | 2.48 | 1.71 |
| シュート数 | 15 | 18 |
| 枠内シュート | 5 | 6 |
| コーナーキック | 4 | 5 |
| パス数 | 363 | 390 |
| パス成功率 | 76% | 75% |
| ファウル | 7 | 16 |
| イエローカード | 1 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
またしても川崎がランクイン。というか2試合連続で、とんでもない試合をやってのけている。前半、下田 北斗のFK弾で逆転を許した川崎であったが、前半アディショナルタイムに追いつく。後半には勝ち越し、追いつかれるも、エリソンが再び勝ち越し点をもぎ取り、アディショナルタイムにマルシーニョのとどめの一撃。試合は川崎が制した。
②第32節:川崎F 4 – 4 柏
(得点者)
ラザル ロマニッチ(7) 垣田 裕暉(15)
伊藤 達哉(45+5) ジエゴ(39)
脇坂 泰斗(51) 中川 敦瑛(66)
ラザル ロマニッチ(79) 三丸 拡(90)
| 項目 | 川崎F | 柏 |
| スコア | 4 | 4 |
| ポゼッション | 37% | 63% |
| ゴール期待値(xG) | 2.32 | 2.05 |
| シュート数 | 14 | 17 |
| 枠内シュート | 5 | 8 |
| コーナーキック | 1 | 6 |
| パス数 | 376 | 633 |
| パス成功率 | 79% | 89% |
| ファウル | 11 | 12 |
| イエローカード | 3 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
またまたしても川崎がランクイン。サポーターもエキサイティングな試合まみれで楽しかったことだろう。柏はもちろん、川崎にも優勝の可能性は残っていた一戦。柏のビルドアップに、川崎も前から取りに行く姿勢を見せる。先制したのは川崎だったが、柏にペースを握られ、逆転を許すことに。だがこの試合も前半アディショナルタイムに追いつき、そのまま脇坂 泰斗が勝ち越しのゴールを奪う。だがこの試合はお互い譲らず、柏は三度スコアをタイに戻し、4-4で終了した。
③第34節:川崎F 5 – 3 清水
(得点者)
脇坂 泰斗(4) 小塚 和季(45+6)
佐々木 旭(7) 髙橋 利樹(46)
伊藤 達哉(13) 北川 航也(90+2)
エリソン(37)
河原 創(69)
| 項目 | 川崎F | 清水 |
| スコア | 5 | 3 |
| ポゼッション | 41% | 59% |
| ゴール期待値(xG) | 1.72 | 3.62 |
| シュート数 | 19 | 17 |
| 枠内シュート | 9 | 4 |
| コーナーキック | 4 | 4 |
| パス数 | 384 | 539 |
| パス成功率 | 77% | 84% |
| ファウル | 15 | 8 |
| イエローカード | 1 | 0 |
| レッドカード | 0 | 0 |
なんと、2位はすべて川崎が独占。
ここまで来ると、得点力よりも守備力の方に不安が行ってしまう。
この試合においては、前半でセーフティーリードを取った川崎がそのままいくだろうと思っていたが、さにあらず。清水が後半に攻勢に出続け、2点差につめる。だが1点差にするところまではいかず、反対に河原 創がリードを再び3に広げた。清水はアディショナルタイムに一点取るも、反撃はここまで。川崎の勝利に終わった。
第1位(合計スコア 9)
第28節:湘南ベルマーレ 4 – 5 ガンバ大阪
(得点者)
二田 理央(13) 福岡 将太(40)
平岡 大陽(37) 美藤 倫(49)
小田 裕太郎(45+4) 中谷 進之介(53)
大岩 一貴(90+10) ファン アラーノ(88)
山下 諒也(90+7)
| 項目 | 湘南 | G大阪 |
| スコア | 4 | 5 |
| ポゼッション | 32% | 68% |
| ゴール期待値(xG) | 0.99 | 4.48 |
| シュート数 | 10 | 25 |
| 枠内シュート | 7 | 14 |
| コーナーキック | 5 | 9 |
| パス数 | 265 | 562 |
| パス成功率 | 75% | 86% |
| ファウル | 10 | 8 |
| イエローカード | 2 | 1 |
| レッドカード | 1 | 0 |
勝利を掴み、降格圏からなんとか脱出しなければならない、湘南ベルマーレ。その気持ちが試合に現れたのか、湘南は先制して、2得点目も奪う。だが一点差に詰め寄られた湘南は、ここで痛恨の退場者を出してしまう。しかしその後、小田 裕太郎が得点を決め、試合は3-1で前半を折り返す。だが、数的有利のガンバ大阪を抑えきれず、後半4点を決められた湘南の敗戦となった。この1戦は湘南にとって、かなり口惜しいものとなっただろう。
ゴール期待値(xG)ランキング
第5位(合計 xG = 4.46)
第24節:湘南ベルマーレ 3 – 3 セレッソ大阪
(得点者)
鈴木 章斗(14) ルーカス フェルナンデス(6)
平岡 大陽(42) ラファエル ハットン(47)
ルイス フェリッピ(89) チアゴ アンドラーデ(73)
| 項目 | 湘南 | C大阪 |
| スコア | 3 | 3 |
| ポゼッション | 41% | 59% |
| ゴール期待値(xG) | 2.26 | 2.2 |
| シュート数 | 14 | 22 |
| 枠内シュート | 6 | 7 |
| コーナーキック | 4 | 7 |
| パス数 | 379 | 525 |
| パス成功率 | 79% | 85% |
| ファウル | 13 | 11 |
| イエローカード | 0 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
前半は湘南が1点差リードで折り返し、後半はセレッソは大阪が逆転に成功するも、89分に湘南に追いつかれ、お互い痛み分けで終了となった試合。
湘南はここからさらに連続無勝利の泥沼にはまっていくことになる…。
第4位(合計 xG = 4.56)
第29節:アビスパ福岡 2 – 4 セレッソ大阪
(得点者)
見木 友哉(41) 柴山 昌也(54)
ウェリントン(90+8) 柴山 昌也(64)
ラファエル ハットン(77)
ラファエル ハットン(89)
| 項目 | 福岡 | C大阪 |
| スコア | 2 | 4 |
| ポゼッション | 49% | 51% |
| ゴール期待値(xG) | 1.64 | 2.92 |
| シュート数 | 18 | 17 |
| 枠内シュート | 6 | 9 |
| コーナーキック | 8 | 4 |
| パス数 | 382 | 414 |
| パス成功率 | 84% | 85% |
| ファウル | 14 | 6 |
| イエローカード | 1 | 0 |
| レッドカード | 0 | 0 |
お互いが勝利から離れている中での一戦であった。セレッソが主導権を握りつつも、なんとか虎の子の一点を取って前半はアビスパ福岡のリードで終わる。だが、落雷により中断も影響したのだろうか。後半次々にセレッソ大阪に得点を決められ、結局福岡はセレッソ大阪に屈することとなった。
第3位(合計 xG = 4.84)
第22節:清水エスパルス 0 – 2 柏レイソル
(得点者)
久保 藤次郎(8)
戸嶋 祥郎(23)
| 項目 | 清水 | 柏 |
| スコア | 0 | 2 |
| ポゼッション | 47% | 53% |
| ゴール期待値(xG) | 2.66 | 2.18 |
| シュート数 | 15 | 16 |
| 枠内シュート | 4 | 4 |
| コーナーキック | 6 | 5 |
| パス数 | 391 | 455 |
| パス成功率 | 85% | 87% |
| ファウル | 12 | 11 |
| イエローカード | 2 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
スコアは2点しか入っていない。だが、これだけのゴール期待値となったということは…。
守備陣がよく頑張ったということである。とりわけ柏の守備陣は粘り強く戦い、清水に一点を許さなかった。柏のGK小島 亨介はPKも防いでおり、この試合のMVPの一角になったと言えるだろう。こうした守備陣の粘り強さもあり、今シーズン2位で終えることができたのだろう。
第2位(合計 xG = 4.88)
第21節:柏レイソル 3 – 3 京都
(得点者)
小泉 佳穂(19) 米本 拓司(24)
垣田 裕暉(31) 長沢 駿(53)
原田 亘(74) 川﨑 颯太(84)
| 項目 | 柏 | 京都 |
| スコア | 3 | 3 |
| ポゼッション | 65% | 35% |
| ゴール期待値(xG) | 2.57 | 2.31 |
| シュート数 | 19 | 10 |
| 枠内シュート | 9 | 5 |
| コーナーキック | 7 | 3 |
| パス数 | 576 | 313 |
| パス成功率 | 85% | 69% |
| ファウル | 8 | 8 |
| イエローカード | 2 | 0 |
| レッドカード | 0 | 0 |
上位勢同士の対決。つい先ほど紹介した試合の1節前の柏の試合である。攻撃的姿勢の柏に、フィジカルとロングボールに強みを持つ京都。お互いの良さが引き出し合われた結果、試合は乱打戦の様相となった。勝ち越す柏、追いつく京都が3度続き、結局3-3で終了となった。
第1位(合計 xG = 5.15)
第36節:清水エスパルス 1 – 4 セレッソ大阪
(得点者)
乾 貴士(84) ラファエル ハットン(3)
ヴィトール ブエノ(11)
ラファエル ハットン(42)
古山 兼悟(90+3)
| 項目 | 清水 | C大阪 |
| スコア | 1 | 4 |
| ポゼッション | 62% | 38% |
| ゴール期待値(xG) | 1.91 | 3.24 |
| シュート数 | 22 | 15 |
| 枠内シュート | 8 | 6 |
| コーナーキック | 9 | 2 |
| パス数 | 651 | 404 |
| パス成功率 | 92% | 83% |
| ファウル | 11 | 6 |
| イエローカード | 0 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
降格の可能性も、優勝の可能性もなくなった中位同士の対決。試合はセレッソ大阪が早くに一点を先制し、すぐに二点目を決める。清水は反撃をするも、なかなか得点につながらない。結局セレッソ大阪がゴール期待値3.24に示す通り、質の高い攻撃を示し、勝利を掴んだ。ちなみにこの試合は、92%、83%のパス成功率となっており、今シーズン屈指のパス成功率でもあった。
シュート数ランキング
第5位(合計シュート 36 本)
①第24節:湘南 3 – 3 C大阪
(得点者)
鈴木 章斗(14) ルーカス フェルナンデス(6)
平岡 大陽(42) ラファエル ハットン(47)
ルイス フェリッピ(89) チアゴ アンドラーデ(73)
| 項目 | 湘南 | C大阪 |
| スコア | 3 | 3 |
| ポゼッション | 41% | 59% |
| ゴール期待値(xG) | 2.26 | 2.2 |
| シュート数 | 14 | 22 |
| 枠内シュート | 6 | 7 |
| コーナーキック | 4 | 7 |
| パス数 | 379 | 525 |
| パス成功率 | 79% | 85% |
| ファウル | 13 | 11 |
| イエローカード | 0 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
すでにゴール期待値ランキングで紹介済みのため、説明は割愛。
②第30節:名古屋 3 – 1 湘南
(得点者)
稲垣 祥(19) 鈴木 章斗(78)
永井 謙佑(31)
山岸 祐也(45+3)
| 項目 | 名古屋 | 湘南 |
| シュート数 | 13 | 23 |
| スコア | 3 | 1 |
| ポゼッション | 37% | 63% |
| ゴール期待値(xG) | 1.56 | 2.58 |
| 枠内シュート | 6 | 4 |
| コーナー | 2 | 5 |
| パス数 | 324 | 549 |
| パス成功率 | 78% | 87% |
| ファウル | 12 | 10 |
| イエローカード | 2 | 2 |
| レッドカード | 1 | 0 |
下位に苦しむチーム同士の対決。お互いの攻めの姿勢が多くのシュート数へとつながった。
途中名古屋に退場者が出たことで、流れは湘南に傾いたかに思えたが…。決定力の違いがそのままスコアの差となり、湘南は悔しい敗戦となってしまった。名古屋にとっては残留に向けての重要な一歩を築く結果となった。
③第34節:川崎F 5 – 3 清水
(得点者)
脇坂 泰斗(4) 小塚 和季(45+6)
佐々木 旭(7) 髙橋 利樹(46)
伊藤 達哉(13) 北川 航也(90+2)
エリソン(37)
河原 創(69)
| 項目 | 川崎F | 清水 |
| スコア | 5 | 3 |
| ポゼッション | 41% | 59% |
| ゴール期待値(xG) | 1.72 | 3.62 |
| シュート数 | 19 | 17 |
| 枠内シュート | 9 | 4 |
| コーナーキック | 4 | 4 |
| パス数 | 384 | 539 |
| パス成功率 | 77% | 84% |
| ファウル | 15 | 8 |
| イエローカード | 1 | 0 |
| レッドカード | 0 | 0 |
すでにスコアランキングにて紹介済みのため、説明は割愛
第3位(合計シュート 37 本)
①第36節:清水 1 – 4 C大阪
(得点者)
乾 貴士(84) ラファエル ハットン(3)
ヴィトール ブエノ(11)
ラファエル ハットン(42)
古山 兼悟(90+3)
| 項目 | 清水 | C大阪 |
| スコア | 1 | 4 |
| ポゼッション | 62% | 38% |
| ゴール期待値(xG) | 1.91 | 3.24 |
| シュート数 | 22 | 15 |
| 枠内シュート | 8 | 6 |
| コーナーキック | 9 | 2 |
| パス数 | 651 | 404 |
| パス成功率 | 92% | 83% |
| ファウル | 11 | 6 |
| イエローカード | 0 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
すでにゴール期待値ランキングで紹介済みのため、説明は割愛。
②第32節:福岡 1 – 2 広島
(得点者)
サニブラウン ハナン(90+2) ヴァレール ジェルマン(17)
田中 聡(86)
| 項目 | 福岡 | 広島 |
| シュート数 | 20 | 17 |
| スコア | 1 | 2 |
| ポゼッション | 40% | 60% |
| xG | 1.72 | 2.57 |
| 枠内シュート | 8 | 5 |
| コーナー | 4 | 6 |
| パス数 | 396 | 592 |
| パス成功率 | 82% | 84% |
| ファウル | 7 | 8 |
| イエロー | 0 | 0 |
| レッド | 0 | 0 |
福岡は負傷者と出場停止の選手のため。広島は連戦によりターンオーバーのため、多くの選手を入れ替えての一戦となった。序盤は広島が主導権を握り、福岡の固い守備陣から一点を奪うことに成功。だが、福岡も点を奪われてからは前へとボールを運ぶ時間が増えていく。だが多くの決定機を掴むことはできず、86分に広島に2点目を取られてしまう。アディショナルタイムに福岡は一点とるも、そのまま試合終了。広島は4戦ぶりの勝利。福岡は5連敗となった。
第2位(合計シュート 39 本)
①第38節:清水 1 – 2 岡山
(得点者)
髙橋 利樹(90) ルカオ(63)
江坂 任(76)
| 項目 | 清水 | 岡山 |
| シュート数 | 17 | 22 |
| スコア | 1 | 2 |
| ポゼッション | 61% | 39% |
| xG | 1.35 | 2.03 |
| 枠内シュート | 6 | 10 |
| コーナー | 3 | 6 |
| パス数 | 544 | 336 |
| パス成功率 | 83% | 74% |
| ファウル | 9 | 18 |
| イエロー | 0 | 2 |
| レッド | 0 | 0 |
Jリーグ最終節。最後の一戦は勝っておわりたい昇格組の両チーム。その気持ちがお互いの積極的な姿勢へとつながった。最初に得点を決めたのは岡山。63分に、圧倒的なパワーを誇るルカオの一撃がゴールへとねじ込まれた。その後、攻撃の要である江坂 任の得点で岡山は2点差のリードを取る。最後に髙橋 利樹が1点を返すも、試合はそのまま終了。来シーズンはより飛躍を遂げる一年としていきたいところだろう。
第1位(合計シュート 45 本)
①第22節:新潟 0 – 4 町田
(得点者)
西村 拓真(43)
相馬 勇紀(61)
相馬 勇紀(67)
藤尾 翔太(76)
| 項目 | 新潟 | 町田 |
| シュート数 | 21 | 24 |
| スコア | 0 | 4 |
| ポゼッション | 63% | 37% |
| xG | 0.66 | 2.09 |
| 枠内シュート | 1 | 8 |
| コーナー | 6 | 9 |
| パス数 | 540 | 304 |
| パス成功率 | 85% | 81% |
| ファウル | 4 | 6 |
| イエロー | 0 | 1 |
| レッド | 0 | 0 |
樹森 大介監督から入江 徹監督への交代をして間もない、下位に沈む新潟。なんとか上位に入っていきたい町田ゼルビア。お互いシュート数は多くなったが、町田の大差での勝利となった。新潟はコンビネーションで攻める姿勢を見せるも、町田の守備を崩し切ることができず、反対に町田はロングシュートの素晴らしい精度で得点を積み重ねた。新潟はこの試合で3連敗。そこからシーズン終了まで勝利することはなかった。
コーナーキック数ランキング
第4位(合計コーナーキック 16 本)
① 第8節:名古屋 2 – 0 横浜FM
(得点者)
河面 旺成(51)
佐藤 瑶大(84)
| 項目 | 名古屋 | 横浜FM |
| スコア | 2 | 0 |
| ポゼッション | 44% | 56% |
| xG | 1.94 | 0.53 |
| シュート数 | 24 | 8 |
| 枠内シュート | 8 | 2 |
| コーナーキック | 9 | 7 |
| パス数 | 347 | 445 |
| パス成功率 | 77% | 81% |
| ファウル | 6 | 11 |
| イエロー | 0 | 0 |
| レッド | 0 | 0 |
苦しいシーズンを過ごしたチーム同士の対決。お互いが攻め合う、オープンな展開となりつつも、蓋を開けてみれば名古屋の快勝であった。ちなみに名古屋の2点はどちらもコーナーキックからの得点である。
② 第21節:横浜FM 0 – 1 岡山
(得点者)
ルカオ(17)
| 項目 | 横浜FM | 岡山 |
| スコア | 0 | 1 |
| ポゼッション | 75% | 25% |
| xG | 1.59 | 0.74 |
| シュート数 | 20 | 12 |
| 枠内シュート | 4 | 5 |
| コーナーキック | 10 | 6 |
| パス数 | 565 | 175 |
| パス成功率 | 88% | 69% |
| ファウル | 5 | 14 |
| イエロー | 0 | 2 |
| レッド | 0 | 0 |
第21節は6月21日。横浜FMが最下位で苦しんでいた時期である。ボールの保持は圧倒的に横浜FMに分があったが、チャンスを決めきれない横浜FMに対し、岡山はなんとか一点を死守した。驚くべきは岡山のパス数の少なさである。175のパス数で勝つのだから、サッカーとは分からない。
第2位(合計コーナーキック 17 本)
① 第24節:ガンバ大阪 2 – 1 川崎F
(得点者)
倉田 秋(45+3) 小林 悠(9)
デニス ヒュメット(57)
| 項目 | G大阪 | 川崎F |
| スコア | 2 | 1 |
| ポゼッション | 57% | 43% |
| xG | 1.43 | 0.8 |
| シュート数 | 18 | 14 |
| 枠内シュート | 4 | 8 |
| コーナーキック | 9 | 8 |
| パス数 | 492 | 364 |
| パス成功率 | 86% | 84% |
| ファウル | 10 | 8 |
| イエロー | 2 | 0 |
| レッド | 0 | 0 |
お互い天皇杯の激闘から中3日での対戦。暑さもある中でタフな試合となったが、川崎が早々に先制に成功する。そのままカウンター狙いの姿勢を見せるも、前半アディショナルタイムにガンバ大阪は試合を振り出しに戻すことに成功。攻撃を活性化させる川崎に対して、今度はガンバ大阪がカウンターサッカーを図り、見事にカウンターでの逆転に成功した。試合はガンバ大阪の勝利で終わっている。
② 第30節:横浜FC 1 – 0 新潟
(得点者)
アダイウトン(86)
| 項目 | 横浜FC | 新潟 |
| スコア | 1 | 0 |
| ポゼッション | 32% | 68% |
| xG | 1.41 | 0.49 |
| シュート数 | 14 | 15 |
| 枠内シュート | 4 | 1 |
| コーナーキック | 7 | 10 |
| パス数 | 220 | 481 |
| パス成功率 | 67% | 82% |
| ファウル | 16 | 6 |
| イエロー | 1 | 0 |
| レッド | 0 | 0 |
19位横浜FCと、20位新潟の裏天王山となった一戦。横浜FCは守備とフィジカルで。新潟は丁寧な繋ぎで、試合を展開していく。双方のコーナーキックの数、そしてシュートの多さから見ても、お互いがゴールに肉薄していたことは把握できる。結局最後までゴールを割らせなかった横浜FCの勝利となった。
第1位(合計コーナーキック 19 本)
① 第1節:湘南ベルマーレ 1 – 0 鹿島アントラーズ
(得点者)
福田 翔生(64)
| 項目 | 湘南 | 鹿島 |
| スコア | 1 | 0 |
| ポゼッション | 42% | 58% |
| xG | 1.52 | 0.55 |
| シュート数 | 14 | 11 |
| 枠内シュート | 7 | 6 |
| コーナーキック | 9 | 10 |
| パス数 | 365 | 504 |
| パス成功率 | 77% | 82% |
| ファウル | 14 | 9 |
| イエローカード | 1 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
覚えているだろうか。序盤湘南ベルマーレが強かったことを。この試合においても、高い攻撃力を持つ鹿島の攻撃にただ耐えるわけではなく、反対に鹿島をかき乱すシーンも多くあった。それは、シュート数、枠内シュート数、ゴール期待値にも現れている。だが最後までうまく回り続ける歯車はなかなかにないもの。一度狂った歯車をどう修正するかを求められる時は来る。湘南ベルマーレは結局最後まで狂った歯車を修正できずに、シーズンを終了することとなったのだ。
パス数ランキング
第5位(合計パス 1,127 本)
第12節:柏レイソル 1 – 1 新潟
(得点者)
渡井 理己(32) 小見 洋太(14)
| 項目 | 柏 | 新潟 |
| スコア | 1 | 1 |
| ポゼッション | 59% | 41% |
| xG | 0.95 | 1.55 |
| シュート数 | 11 | 13 |
| 枠内シュート | 6 | 2 |
| コーナーキック | 2 | 5 |
| パス数 | 661 | 466 |
| パス成功率 | 86% | 77% |
| ファウル | 6 | 4 |
| イエロー | 1 | 0 |
| レッド | 0 | 0 |
柏も新潟も、共につなぐサッカーを得意としている。ゆえにこの順位に入ることに意外性はない。当時2位の柏と19位の新潟の対決ゆえ、大方の予想は柏に軍配が上がるものとみていたが、柏はミスからPKを献上して得点を許すことに。32分には追いつくのだが、そこからゴールにつながらない。新潟も同様にチャンスを作るが、こちらも決めきれない。そんな試合のまま終了のホイッスルが鳴ることとなった。
第3位(合計パス 1,132 本)
① 第17節:川崎F 2 – 0 C大阪
(得点者)
エリソン(85)
エリソン(88)
| 項目 | 川崎F | C大阪 |
| スコア | 2 | 0 |
| ポゼッション | 46% | 54% |
| xG | 1.59 | 0.81 |
| シュート数 | 16 | 11 |
| 枠内シュート | 6 | 0 |
| コーナーキック | 5 | 3 |
| パス数 | 524 | 608 |
| パス成功率 | 88% | 87% |
| ファウル | 8 | 8 |
| イエロー | 1 | 0 |
| レッド | 0 | 0 |
お互いに力のあるクラブ同士の対決。パスも双方多くなり、成功率も高水準となった。川崎が試合を優勢に進め、セレッソ大阪に重要な好機は作らせなかった。そして、枠内に多くのシュートを放てた川崎が勝利をしたのである。
② 第38節:浦和 4 – 0 川崎F
(得点者)
サミュエル グスタフソン(44)
チアゴ サンタナ(54)
根本 健太(58)
イサーク キーセ テリン(77)
| 項目 | 浦和 | 川崎F |
| スコア | 4 | 0 |
| ポゼッション | 59% | 41% |
| xG | 2.52 | 0.69 |
| シュート数 | 18 | 7 |
| 枠内シュート | 7 | 1 |
| コーナーキック | 4 | 2 |
| パス数 | 673 | 459 |
| パス成功率 | 86% | 79% |
| ファウル | 10 | 10 |
| イエロー | 2 | 1 |
| レッド | 0 | 0 |
くしくも先程と同じ合計パス数、同様に川崎がいるわけだが、結果は川崎の惨敗となっている。
川崎にもチャンスはあったが、ペースは大部分が浦和に握られ、2点目3点目を立て続けに奪われたことで、試合は完全に浦和のものとなってしまった。最終節は浦和に気持ちよく勝たれる結果となってしまった。
第2位(合計パス 1,159 本)
第7節:新潟 3 – 3 G大阪
(得点者)
長谷川 元希(18) イッサム ジェバリ(43)
奥村 仁(74) イッサム ジェバリ(67)
矢村 健(82) 宇佐美 貴史(90+7)
| 項目 | 新潟 | G大阪 |
| スコア | 3 | 3 |
| ポゼッション | 60% | 40% |
| xG | 0.77 | 2.35 |
| シュート数 | 10 | 15 |
| 枠内シュート | 5 | 7 |
| コーナーキック | 3 | 5 |
| パス数 | 698 | 461 |
| パス成功率 | 88% | 79% |
| ファウル | 6 | 12 |
| イエロー | 0 | 0 |
| レッド | 0 | 0 |
試合は白熱した内容となっている。そして新潟の良さも発揮された試合ではなかろうか。パス数はほぼ700本を記録し、高いパス成功率も誇った。だが、ガンバ大阪の粘り強さも光った。イッサム ジェバリの2得点に加え、最後の最後でPKをもぎ取ることに成功したのだ。
新潟は貴重な勝利を逃し、ガンバ大阪は勝てはしなかったが、次につながる勝ち点を得ることができた構図となった。
第1位(合計パス 1,161 本)
第20節:東京ヴェルディ 0 – 3 柏レイソル
(得点者)
久保 藤次郎(27)
小泉 佳穂(45+1)
細谷 真大(90+3)
| 項目 | 東京V | 柏 |
| スコア | 0 | 3 |
| ポゼッション | 44% | 56% |
| xG | 0.94 | 2.07 |
| シュート数 | 7 | 11 |
| 枠内シュート | 0 | 5 |
| コーナーキック | 3 | 5 |
| パス数 | 508 | 653 |
| パス成功率 | 88% | 92% |
| ファウル | 7 | 8 |
| イエロー | 0 | 0 |
| レッド | 0 | 0 |
パス数、そしてお互いの高いパス成功率。まさにパスサッカーがぶつかり合った繋ぎの試合であったと言えるだろう。結果としては、柏の快勝だったわけだが。圧倒的な得点力不足に苦しむ東京ヴェルディが枠にシュートを飛ばせず、チャンスを見逃さない柏がしっかりと点を取る。この違いが結果にはっきりと繋がってしまったのだろう。
ファウル数ランキング
第4位(合計ファウル 34 回)
① 第21節:町田 2 – 1 鹿島
(得点者)
相馬 勇紀(6) 鈴木 優磨(85)
岡村 大八(34)
| 項目 | 町田 | 鹿島 |
| スコア | 2 | 1 |
| ポゼッション | 0.34 | 0.66 |
| xG | 1.23 | 1.36 |
| シュート数 | 13 | 11 |
| 枠内シュート | 6 | 3 |
| コーナーキック | 3 | 4 |
| パス数 | 266 | 525 |
| パス成功率 | 0.69 | 0.82 |
| ファウル | 21 | 13 |
| イエロー | 1 | 0 |
| レッド | 0 | 0 |
町田がチャンスをしっかりとものにして首位の鹿島に打ち勝った試合。
どんどんと強まる攻勢に耐え、かろうじて町田は勝利を収めた。
ちなみにファウルが多いからと言って、試合が荒れているということはない。
審判によって笛の基準はまちまちであり、さまざまな要因でファウル数は多くなったり少なくなったりするものだ。とりわけ日本のサッカーは治安が良いので、正直このランキングに意味を見出す必要性はない。あくまでも参考程度に。
② 第25節:東京V 1 – 0 横浜FM
(得点者)
谷口 栄斗(62)
| 項目 | 東京V | 横浜FM |
| スコア | 1 | 0 |
| ポゼッション | 0.49 | 0.51 |
| xG | 0.34 | 0.6 |
| シュート数 | 8 | 8 |
| 枠内シュート | 1 | 5 |
| コーナーキック | 1 | 4 |
| パス数 | 377 | 397 |
| パス成功率 | 0.8 | 0.83 |
| ファウル | 19 | 15 |
| イエロー | 1 | 3 |
| レッド | 0 | 0 |
お互いチャンスは少なく、堅実な試合となった。それぞれがお互いの攻撃を封じようとする姿勢が、ファウル数に繋がったのかもしれない。
③ 第28節:神戸 1 – 0 横浜FM
(得点者)
武藤 嘉紀(37)
| 項目 | 神戸 | 横浜FM |
| スコア | 1 | 0 |
| ポゼッション | 0.53 | 0.47 |
| xG | 0.86 | 0.52 |
| シュート数 | 10 | 11 |
| 枠内シュート | 2 | 3 |
| コーナーキック | 2 | 3 |
| パス数 | 403 | 346 |
| パス成功率 | 0.76 | 0.75 |
| ファウル | 15 | 19 |
| イエロー | 1 | 4 |
| レッド | 0 | 0 |
こちらも先ほど同様堅実な試合内容。それぞれがせめぎ合うよりも、お互いがお互いの良さを封じようとする試合。そういった試合のほうがファウル数もかさみやすくなるのだろう。
第2位(合計ファウル 35 回)
① 第2節:広島 1 – 0 横浜FM
(得点者)
ジャーメイン 良(49)
| 項目 | 広島 | 横浜FM |
| スコア | 1 | 0 |
| ポゼッション | 0.42 | 0.58 |
| xG | 1.15 | 0.47 |
| シュート数 | 7 | 8 |
| 枠内シュート | 3 | 1 |
| コーナーキック | 3 | 1 |
| パス数 | 415 | 590 |
| パス成功率 | 0.76 | 0.84 |
| ファウル | 20 | 15 |
| イエロー | 1 | 2 |
| レッド | 0 | 0 |
気温が5.9度の環境でやったというのだから、なかなか熱い試合を届けるのは難しいだろう。それが少数のチャンス、少数のスコアの試合に繋がったんだと思う。春夏秋冬を乗り越えられるタフなチームでないと、上位はおろか残留すらできないのだ。
② 第15節:福岡 0 – 1 鹿島
(得点者)
レオ セアラ(43)
| 項目 | 福岡 | 鹿島 |
| スコア | 0 | 1 |
| ポゼッション | 0.43 | 0.57 |
| xG | 0.45 | 1.92 |
| シュート数 | 9 | 14 |
| 枠内シュート | 2 | 4 |
| コーナーキック | 3 | 4 |
| パス数 | 347 | 459 |
| パス成功率 | 0.73 | 0.79 |
| ファウル | 20 | 15 |
| イエロー | 3 | 2 |
| レッド | 0 | 0 |
堅い守備の誇る福岡であったが、PKを献上しての失点をしてしまった。こうなると試合巧者の鹿島に追いつくことは難しい。試合をひっくり返すことができず、そのまま試合は終了となった
第1位(合計ファウル 36 回)
① 第17節:福岡 1 – 1 名古屋
(得点者)
金森 健志(90+5) 徳元 悠平(81)
| 項目 | 福岡 | 名古屋 |
| スコア | 1 | 1 |
| ポゼッション | 0.5 | 0.5 |
| xG | 0.29 | 1.1 |
| シュート数 | 7 | 12 |
| 枠内シュート | 3 | 3 |
| コーナーキック | 4 | 4 |
| パス数 | 396 | 392 |
| パス成功率 | 0.76 | 0.74 |
| ファウル | 15 | 21 |
| イエロー | 1 | 2 |
| レッド | 0 | 0 |
ポゼッションは完全に五分の試合。だがチャンスは名古屋の方が少し多い。そのわずかな差が名古屋の先制に繋がったのだろう。しかし、福岡も土壇場でなんとか追いつき、引き分けで終わらせることができた。
両チームともミスの多い試合となったことが、ファウルも誘発したのだろう。
カード数ランキング
少し4位の数が多いので、今回は上位3位のみ掲載。
第2位(カード総数 7 枚)
① 第37節:横浜FM 3 – 1 C大阪
(得点者)
植中 朝日(25) ラファエル ハットン(45+3)
ジョルディ クルークス(61)
ディーン デイビッド(90+6)
| 項目 | 横浜FM | C大阪 |
| スコア | 3 | 1 |
| ポゼッション | 38% | 62% |
| xG | 2.12 | 2.08 |
| シュート数 | 14 | 14 |
| 枠内シュート | 9 | 5 |
| コーナーキック | 4 | 6 |
| パス数 | 313 | 514 |
| パス成功率 | 68% | 80% |
| ファウル | 18 | 12 |
| イエロー | 3 | 2 |
| レッド | 0 | 1 |
4万2千人ものサポーターが駆け付けたこの一戦。お互いのファンが望んでいたように、激しい試合となった。セレッソ大阪はPKで同点に追いつくも、61分に勝ち越し弾を許し、その直後には髙橋 仁胡が2枚目の警告で退場となる。以降は横浜FMの主導権となり、試合終了間際にダメ押しの得点を決められ試合は終了となった。
② 第28節:横浜FC 0 – 0 東京V
(得点者)
| 項目 | 横浜FC | 東京V |
| スコア | 0 | 0 |
| ポゼッション | 43% | 57% |
| xG | 0.32 | 0.08 |
| シュート数 | 10 | 4 |
| 枠内シュート | 3 | 0 |
| コーナーキック | 4 | 4 |
| パス数 | 328 | 436 |
| パス成功率 | 66% | 79% |
| ファウル | 11 | 13 |
| イエロー | 2 | 3 |
| レッド | 1 | 0 |
お互いに深刻な得点力不足であったが、それを象徴するかのような試合となってしまった。東京ヴェルディのゴール期待値0.08も壮絶だが、対する横浜FCも0.32と少ない。東京ヴェルディとしては、横浜FCに負けなければそれで良いというスタンスだったのかもしれない。試合の最後に退場者出したが、大半の時間はお互い11人が揃っていた。であれば横浜FCにはもっとゴール前に迫ってほしいところではあったのだが…。
第1位(カード総数 8枚)
第33節:京都 1 – 1 川崎
(得点者)
須貝 英大(38) 伊藤 達哉(8)
| 項目 | 京都 | 川崎F |
| スコア | 1 | 1 |
| ポゼッション | 0.47 | 0.53 |
| xG | 2.02 | 2 |
| シュート数 | 8 | 22 |
| 枠内シュート | 2 | 7 |
| コーナーキック | 3 | 6 |
| パス数 | 388 | 438 |
| パス成功率 | 0.76 | 0.81 |
| ファウル | 8 | 9 |
| イエロー | 3 | 3 |
| レッド | 0 | 1 |
ランキングにしてはみたが、これを多くのカードが出たと称するのは少し難しい。やはり日本のサッカーは世界と比べても相当カードの出にくいリーグなのだろう。
というのも、以前イタリアセリエAのほうでも、今回と同様にランキングを作ったのだが、その際には、イタリアの1位は14枚のカード総数といった結果となったからだ。
さて試合に話を戻すと、優勝争いをしている京都と、優勝争いからは後退している川崎の一戦となった。川崎が先制するも、京都は慌てずロングボールでの好機を狙っていく。しっかりとワンチャンスをものにして、前半で試合を振り出しに戻したが、お互いその後はネットを揺らすことができなかった。
いかがだったでしょうか。
意外な発見があったのであれば、私としても嬉しいところです。
データを集めている際に個人的に気になったこととしては、意外とJリーグってバカ試合あるんだなあって印象でした。合計スコアが8以上の試合が4つもあるとはおどろきました。まあだいたいは川崎Fのせいなんですけれど。
先に述べましたが、少し古い情報ですが、昨シーズンのセリエAのバカ試合ランキングも以前作成しております。
それと比較をするのもまた、一興かもしれませんね。