前回、Jリーグのバカ試合ランキングなるものを作成いたしました。
であれば、今度はその反対に位置するランキングを作成したいもの。
ゆえに作りました。
これを「塩試合ランキング」と私は名付けています。
望ましい名称かは不明瞭ですが、条件は以下のとおり。
- 1試合の合計ゴール期待値(xG)・合計シュート数・合計コーナーキック・合計パス・合計パス成功率・合計ファウル数を低い順に並べていく。
- データはflash scoreの情報がもととなっている。データ集計元によって、数値には誤差があるのであしからず。
- 上位5位までを選出する。
前回よりもかなり条件は簡易です。
ただスコアと、合計カード数はランキングの作成をしませんでした。
理由は合計0が多かったからですね。
それでは、2025年明治安田J1リーグの「塩試合ランキング」を発表して行こうと思います。
目次
合計ゴール期待値ランキング(xG)
5位|合計xG:0.76
第34節:町田 0 – 0 アビスパ福岡
| 項目 | 町田 | 福岡 |
| スコア | 0 | 0 |
| ポゼッション | 57% | 43% |
| ゴール期待値 | 0.37 | 0.39 |
| シュート数 | 8 | 6 |
| 枠内シュート | 2 | 0 |
| コーナーキック | 2 | 1 |
| パス数 | 463 | 346 |
| パス成功率 | 83% | 77% |
| ファウル | 6 | 11 |
| イエローカード | 0 | 0 |
| レッドカード | 0 | 0 |
残り5節。わずかな優勝の可能性にかける町田と、昨シーズンまで町田のヘッドコーチを務めた金 明輝監督率いる福岡の対決。なんとか勝利したい町田であったが、膠着状態のまま試合は進み、1点も入らず試合が終了した。
4位|合計xG:0.73
第14節:浦和レッズ 2 – 0 東京ヴェルディ
| 項目 | 浦和 | 東京V |
| スコア | 2 | 0 |
| ポゼッション | 55% | 45% |
| ゴール期待値 | 0.41 | 0.32 |
| シュート数 | 8 | 7 |
| 枠内シュート | 4 | 2 |
| コーナーキック | 3 | 5 |
| パス数 | 556 | 443 |
| パス成功率 | 84% | 80% |
| ファウル | 10 | 13 |
| イエローカード | 1 | 1 |
| レッドカード | 0 | 1 |
4連勝中の浦和レッズと、2連勝中の東京ヴェルディの調子の良いどうしの対決。ゲームを優勢に進めた浦和が早々に得点を決め、前半のうちに2点の獲得に成功。後半は東京ヴェルディのペースにはなったが、得点には至られず。浦和レッズの5連勝となった。
3位|合計xG:0.68
第11節:川崎フロンターレ 0 – 0 東京ヴェルディ
| 項目 | 川崎F | 東京V |
| スコア | 0 | 0 |
| ポゼッション | 46% | 54% |
| ゴール期待値 | 0.5 | 0.18 |
| シュート数 | 9 | 6 |
| 枠内シュート | 2 | 1 |
| コーナーキック | 7 | 3 |
| パス数 | 451 | 548 |
| パス成功率 | 82% | 84% |
| ファウル | 10 | 12 |
| イエローカード | 0 | 0 |
| レッドカード | 0 | 0 |
川崎はAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)ファイナルズ前の最後のリーグ戦。ただ過密な日程からか大きな疲労の見える中での一線となっている。一方の東京ヴェルディは4戦勝ちなしの状況で挑む一戦。双方の苦しい状況の中での一戦は、重要な決定機をあまり作れることなく、終了することとなった。
2位|合計xG:0.67
第9節:横浜F・マリノス 0 – 0 東京ヴェルディ
| 項目 | 横浜FM | 東京V |
| スコア | 0 | 0 |
| ポゼッション | 52% | 48% |
| ゴール期待値 | 0.21 | 0.46 |
| シュート数 | 7 | 11 |
| 枠内シュート | 2 | 0 |
| コーナーキック | 2 | 3 |
| パス数 | 475 | 428 |
| パス成功率 | 80% | 78% |
| ファウル | 13 | 18 |
| イエローカード | 2 | 3 |
| レッドカード | 0 | 0 |
4位、3位に続き2位にも顔を出した東京ヴェルディ。得点力の不足と、相手の攻撃を許さない守備力が垣間見える。一方、この時期の横浜FMは19位と極めて苦しい状況。お互いどうにか得点力の向上を図りたい時期にあったが…。ゴール期待値は下から2番目の結果となった。
1位|合計xG:0.40
第28節:横浜FC 0 – 0 東京ヴェルディ
| 項目 | 横浜FC | 東京V |
| スコア | 0 | 0 |
| ポゼッション | 43% | 57% |
| ゴール期待値 | 0.32 | 0.08 |
| シュート数 | 10 | 4 |
| 枠内シュート | 3 | 0 |
| コーナーキック | 4 | 4 |
| パス数 | 328 | 436 |
| パス成功率 | 66% | 79% |
| ファウル | 11 | 13 |
| イエローカード | 2 | 3 |
| レッドカード | 1 | 0 |
得点ランキング最下位の東京ヴェルディと、下から2番目の横浜FCの対決。同じく降格争いをしている2クラブだが、決定的に違うのは東京ヴェルディは降格圏に入っておらず、横浜FCは降格圏に入っているということ。だからこそ横浜FCとしては、勝利が必要だったが…。得点機の少ないスコアレスドローで終了することとなった。
合計シュート数ランキング
3位以下は同着が多いため、割愛
2位|合計シュート数:13本
第38節:鹿島アントラーズ 2 – 1 横浜F・マリノス
| 項目 | 鹿島 | 横浜FM |
| スコア | 2 | 1 |
| ポゼッション | 70% | 30% |
| ゴール期待値 | 0.92 | 0.28 |
| シュート数 | 10 | 3 |
| 枠内シュート | 4 | 2 |
| コーナーキック | 3 | 0 |
| パス数 | 533 | 228 |
| パス成功率 | 82% | 57% |
| ファウル | 11 | 17 |
| イエローカード | 2 | 5 |
| レッドカード | 0 | 0 |
Jリーグ最終節。鹿島にとっては、泣いても笑ってもこの一戦が優勝を決する試合となる。一方の横浜FMは一時期最下位に落ち込むなど苦しい状況が続いたが、14位にまで持ち直すことはできた。試合は鹿島が終始圧倒。横浜FMのシュートを3本に抑え、自らが王者にふさわしいことを証明する結果となった。
1位|合計シュート数:11本
第4節:名古屋グランパス 1 – 2 町田ゼルビア
| 項目 | 名古屋 | 町田 |
| スコア | 1 | 2 |
| ポゼッション | 49% | 51% |
| ゴール期待値 | 0.26 | 0.92 |
| シュート数 | 4 | 7 |
| 枠内シュート | 2 | 2 |
| コーナーキック | 3 | 2 |
| パス数 | 358 | 373 |
| パス成功率 | 71% | 76% |
| ファウル | 14 | 16 |
| イエローカード | 0 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
お互い出だしに失敗したどうしの対決。ここで上昇気流に乗っていきたい2チームであったが、試合は町田が先制し、すぐに名古屋が取り返す拮抗の展開をみせる。だが、下田 北斗の思い切りの良いシュートから、こぼれ球をナ サンホがゴールを奪う。その後名古屋も得点を取り戻そうと、攻撃的選手を投入するが追いつけず。1-2で町田の勝利となった。
合計コーナーキック数ランキング
3位以下は同着が多いため、割愛
2位タイ|合計コーナーキック:2本(2試合)
① 第33節:鹿島アントラーズ 0 – 0 ガンバ大阪
| 項目 | 鹿島 | G大阪 |
| スコア | 0 | 0 |
| ポゼッション | 0.56 | 0.44 |
| ゴール期待値 | 1.66 | 0.68 |
| シュート数 | 13 | 6 |
| 枠内シュート | 5 | 2 |
| コーナーキック | 1 | 1 |
| パス数 | 555 | 443 |
| パス成功率 | 0.86 | 0.83 |
| ファウル | 13 | 13 |
| イエローカード | 2 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
4連勝中の首位鹿島、5連勝中のガンバ大阪と、勢いに乗りに乗る2チームの対決となった。
試合はガンバ大阪がやや試合を掴む時間もあれば、鹿島が優勢に進める時間もあり、一進一退の攻防となる。後半アディショナルタイムに鹿島はPKを獲得するも、これも決められず。結局スコアレスドローで試合は終わった。
② 第24節:鹿島アントラーズ 3 – 2 柏レイソル
| 項目 | 鹿島 | 柏 |
| スコア | 3 | 2 |
| ポゼッション | 0.32 | 0.68 |
| ゴール期待値 | 0.53 | 2.27 |
| シュート数 | 6 | 17 |
| 枠内シュート | 3 | 4 |
| コーナーキック | 0 | 2 |
| パス数 | 297 | 645 |
| パス成功率 | 0.72 | 0.84 |
| ファウル | 9 | 12 |
| イエローカード | 1 | 3 |
| レッドカード | 0 | 0 |
シーズンが終わってみれば、この試合がまさに優勝を左右したと言っても過言ではない。3連敗で後退中だった鹿島が、首位の柏をホームに迎える試合。繋いで組み立てる柏と、奪っての速攻を狙う鹿島。鹿島が先に2点を取るも、すぐに柏は1点を取り返す。さらに後半に攻勢を強めた柏が同点弾を撃ち込むことに成功。しかし、最後に試合を決したのは後半アディショナルタイムの鹿島の得点だった。
1位|合計コーナーキック:1本
第6節:湘南ベルマーレ 1 – 2 ヴィッセル神戸
| 項目 | 湘南 | 神戸 |
| スコア | 1 | 2 |
| ポゼッション | 0.55 | 0.45 |
| ゴール期待値 | 0.49 | 0.67 |
| シュート数 | 7 | 7 |
| 枠内シュート | 2 | 4 |
| コーナーキック | 1 | 0 |
| パス数 | 511 | 425 |
| パス成功率 | 0.78 | 0.76 |
| ファウル | 15 | 7 |
| イエローカード | 0 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
シーズン序盤は大いに勢いづいていた湘南ベルマーレ。それに対し、昨季王者であるヴィッセル神戸が湘南のホームに乗り込んでいく。前半、完全にペースを掴まれてしまった湘南が2点を失って折り返す。後半は一転湘南のペースとなり、1点は取り返すものの反撃は及ばず。試合はヴィッセル神戸の勝利で終わった。この段階で湘南が降格に終わると予想した人は如何ほどいただろうか。
合計パス数ランキング
5位|合計パス数:570本
第25節:名古屋グランパス 1 – 2 京都サンガF.C.
| 項目 | 名古屋 | 京都 |
| スコア | 1 | 2 |
| ポゼッション | 41% | 59% |
| ゴール期待値 | 1.39 | 1.05 |
| シュート数 | 11 | 8 |
| 枠内シュート | 2 | 5 |
| コーナーキック | 6 | 6 |
| パス数 | 230 | 340 |
| パス成功率 | 62% | 71% |
| ファウル | 11 | 19 |
| イエローカード | 2 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
15位に沈む名古屋と、4位の京都の対決。名古屋は3週間ぶりの公式戦であり、京都は中3日での対決。調子・コンディション、共に対極に位置する両クラブの対決は、お互いに好機を作るも前半はスコアレス。後半は名古屋が先制するも、京都が逆転を果たす試合となった。決定力でやや上回った京都が勝ったという印象だ。
4位|合計パス数:563本
第34節:湘南ベルマーレ 1 – 1 京都サンガF.C.
| 項目 | 湘南 | 京都 |
| スコア | 1 | 1 |
| ポゼッション | 38% | 62% |
| ゴール期待値 | 0.61 | 2.19 |
| シュート数 | 10 | 18 |
| 枠内シュート | 4 | 6 |
| コーナーキック | 3 | 9 |
| パス数 | 218 | 345 |
| パス成功率 | 57% | 67% |
| ファウル | 12 | 15 |
| イエローカード | 3 | 1 |
| レッドカード | 0 | 1 |
下から2番目の湘南と上から2番目の京都の対決。シーズンも終盤。お互いここはなんとしても勝ちたいところではある。試合は京都の攻撃が続く展開だったが、先制したのは湘南。一方の京都はPKを獲得するも失敗、さらに一人の退場者も出て劣勢となった。しかし後半アディショナルタイム10分。京都は劇的なゴールを決め、なんとか引き分けに持ち込んだ。
3位|合計パス数:543本
第22節:アビスパ福岡 0 – 0 ヴィッセル神戸
| 項目 | 福岡 | 神戸 |
| スコア | 0 | 0 |
| ポゼッション | 51% | 49% |
| ゴール期待値 | 0.22 | 0.71 |
| シュート数 | 3 | 11 |
| 枠内シュート | 1 | 2 |
| コーナーキック | 7 | 5 |
| パス数 | 276 | 267 |
| パス成功率 | 68% | 72% |
| ファウル | 11 | 12 |
| イエローカード | 1 | 0 |
| レッドカード | 0 | 0 |
2連勝中の福岡と3連勝中の神戸。好調同士の一戦。試合はパス数の少なさが示す通り、お互いのロングボールを前線に飛ばし合ってのセカンドボール回収競争の様相を見せる。試合は始めは拮抗していたが、徐々に神戸ペースに代わっていく。だが福岡の集中した守備も光り、勝ち点1を分け合う結果で終わった。
2位|合計パス数:541本
第36節:京都サンガF.C. 0 – 3 横浜F・マリノス
| 項目 | 京都 | 横浜FM |
| スコア | 0 | 3 |
| ポゼッション | 67% | 33% |
| ゴール期待値 | 0.88 | 2.74 |
| シュート数 | 16 | 12 |
| 枠内シュート | 8 | 7 |
| コーナーキック | 11 | 3 |
| パス数 | 357 | 184 |
| パス成功率 | 68% | 50% |
| ファウル | 17 | 11 |
| イエローカード | 0 | 4 |
| レッドカード | 0 | 0 |
まだ優勝の可能性の残る3位京都と、なんとか残留争いから逃れたい17位横浜FMの対決。試合は京都がチャンスを作るも横浜FMのGK朴 一圭の好セーブに防がれる。そして横浜FMがペースを掴むようになり、前半32分に1点を先制。さらには72分にもショートカウンターから得点を決め、最後は豪快なミドル弾で、試合は0-3で横浜FMの快勝。ボールを握っていたのは京都だったが、的確にチャンスを得点につなげられた横浜FMの勝利で終わった。ちなみに横浜FMのパス184本は今シーズン下から2番目のパスの少なさ。1位は岡山の175本。対横浜FM戦であった。
1位|合計パス数:470本
第31節:ファジアーノ岡山 0 – 0 横浜FC
| 項目 | 岡山 | 横浜FC |
| スコア | 0 | 0 |
| ポゼッション | 49% | 51% |
| ゴール期待値 | 0.86 | 0.24 |
| シュート数 | 13 | 6 |
| 枠内シュート | 3 | 0 |
| コーナーキック | 6 | 3 |
| パス数 | 225 | 245 |
| パス成功率 | 63% | 55% |
| ファウル | 19 | 11 |
| イエローカード | 1 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
岡山はパスがかなり少ないチーム。横浜FCもあまりつなぐサッカーはしない。ゆえに1位は納得である。球際の激しい攻防でありながらも、徐々に岡山がペースを掴んでいく。しかし横浜FCの人数をかけた守備になかなか突破口を開けない。お互いより攻撃的な姿勢を見せていったが、それでもゴールまでつなげることはできなかった。
合計パス成功率
5位|合計パス成功:121%
第3節:ヴィッセル神戸 1 – 1 京都サンガF.C.
| 項目 | 神戸 | 京都 |
| スコア | 1 | 1 |
| ポゼッション | 61% | 39% |
| ゴール期待値 | 1.36 | 0.54 |
| シュート数 | 17 | 5 |
| 枠内シュート | 4 | 4 |
| コーナーキック | 9 | 0 |
| パス数 | 438 | 293 |
| パス成功率 | 71% | 50% |
| ファウル | 8 | 21 |
| イエローカード | 1 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
お互いにパスサッカーは標榜していないチーム。それゆえにパス数が少なくなることは不思議ではない。ロングボールの多くなるサッカーとなったが、先に得点を決めたのは京都であった。前半13分で得点を決められた神戸は、京都のゴールに次々に襲い掛かるが、京都の守備の固く、なかなか得点につながらない。このまま京都の勝ちになるかと思われたが、ラストプレー神戸が同点ゴールを叩き込んだ。
4位|合計パス成功:120%
第14節:ヴィッセル神戸 2 – 0 ファジアーノ岡山
| 項目 | 神戸 | 岡山 |
| スコア | 2 | 0 |
| ポゼッション | 54% | 46% |
| ゴール期待値 | 1.98 | 0.35 |
| シュート数 | 22 | 6 |
| 枠内シュート | 8 | 1 |
| コーナーキック | 6 | 5 |
| パス数 | 360 | 307 |
| パス成功率 | 67% | 53% |
| ファウル | 10 | 17 |
| イエローカード | 0 | 0 |
| レッドカード | 0 | 0 |
守備の固さを誇る岡山は、徹底したロングボールを相手陣内に送り込む。一方で神戸のセカンドボールの回収に重きを置き、短くつなぐ姿勢はみせない。これがパス成功率を引き下げる要因となった。試合は神戸が51分に先制。攻撃の手を緩めずさらに73分にも追加点を決めた。岡山の反撃を受けるもしのぎ切り、2-0での快勝で終わった。
1位タイ|合計パス成功:1.18(3試合)
① 第31節:ファジアーノ岡山 0 – 0 横浜FC
| 項目 | 岡山 | 横浜FC |
| スコア | 0 | 0 |
| ポゼッション | 49% | 51% |
| ゴール期待値 | 0.86 | 0.24 |
| シュート数 | 13 | 6 |
| 枠内シュート | 3 | 0 |
| コーナーキック | 6 | 3 |
| パス数 | 225 | 245 |
| パス成功率 | 63% | 55% |
| ファウル | 19 | 11 |
| イエローカード | 1 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
パス数ランキングですでにランクインしていたため、説明は割愛。
② 第36節:京都サンガF.C. 0 – 3 横浜F・マリノス
| 項目 | 京都 | 横浜FM |
| スコア | 0 | 3 |
| ポゼッション | 67% | 33% |
| ゴール期待値 | 0.88 | 2.74 |
| シュート数 | 16 | 12 |
| 枠内シュート | 8 | 7 |
| コーナーキック | 11 | 3 |
| パス数 | 357 | 184 |
| パス成功率 | 68% | 50% |
| ファウル | 17 | 11 |
| イエローカード | 0 | 4 |
| レッドカード | 0 | 0 |
パス数ランキングですでにランクインしていたため、説明は割愛。
③ 第35節:横浜F・マリノス 3 – 0 サンフレッチェ広島
| 項目 | 横浜FM | 広島 |
| スコア | 3 | 0 |
| ポゼッション | 26% | 74% |
| ゴール期待値 | 1.11 | 0.58 |
| シュート数 | 6 | 8 |
| 枠内シュート | 3 | 1 |
| コーナーキック | 1 | 6 |
| パス数 | 203 | 554 |
| パス成功率 | 38% | 80% |
| ファウル | 17 | 11 |
| イエローカード | 3 | 0 |
| レッドカード | 0 | 0 |
シーズン序盤では、どちらかと言えば保持の姿勢を示していた横浜FM。だがシーズン終盤では非保持の姿勢を示し、この試合ではまさに非保持の真価が発揮されたと言えるだろう。広島のポゼッションは決して低くなかったのだが、横浜FMの見たこともないレベルのパス成功率の低さにより、1位に輝いてしまった。広島は5位のチームで、優勝の可能性も残されていたが、なかなかチャンスを作れずに完敗してしまった。
ファウル数ランキング
2位は多数のため、今回1位のみ。
1位|合計ファウル数:9
① 第1節:ガンバ大阪 2 – 5 セレッソ大阪
| 項目 | G大阪 | C大阪 |
| スコア | 2 | 5 |
| ポゼッション | 44% | 56% |
| ゴール期待値 | 0.88 | 1.34 |
| シュート数 | 18 | 12 |
| 枠内シュート | 5 | 7 |
| コーナーキック | 6 | 3 |
| パス数 | 434 | 548 |
| パス成功率 | 77% | 82% |
| ファウル | 2 | 7 |
| イエローカード | 0 | 0 |
| レッドカード | 0 | 0 |
開幕節の大阪ダービー。前回シーズンでは4位に終わったG大阪と、10位に終わったC大阪の対決。得点力不足の心配もあり、C大阪の不利も予想されたが、試合はC大阪が5得点の快勝で終わった。白熱した試合でありながら、それが悪い方向に働くことはなく、とてもクリーンな試合となった。
② 第19節:サンフレッチェ広島 1 – 2 川崎フロンターレ
| 項目 | 広島 | 川崎F |
| スコア | 1 | 2 |
| ポゼッション | 48% | 52% |
| ゴール期待値 | 3.09 | 1.12 |
| シュート数 | 19 | 13 |
| 枠内シュート | 7 | 7 |
| コーナーキック | 5 | 3 |
| パス数 | 491 | 544 |
| パス成功率 | 82% | 81% |
| ファウル | 5 | 4 |
| イエローカード | 1 | 2 |
| レッドカード | 0 | 0 |
お互いAFCの大会で戦うもの同士。タフな日程の中での激突となった。リーグ最少失点で推移する広島と、リーグ最多得点で推移する川崎。注目集まる一戦は、GKの安定したプレー、双方の集中した守備で膠着となる。だが、後半で早々に川崎が決める。今度は広島が攻勢に出て86分に同点に追いつく。最後はアディショナルタイムで川崎が勝ち越し点を奪い、1-2のファウル少なき好ゲームとなった。考えてみれば当然だが、ファウル少ないほど塩試合じゃなくなる傾向にある。
③ 第8節:アルビレックス新潟 0 – 1 アビスパ福岡
| 項目 | 新潟 | 福岡 |
| スコア | 0 | 1 |
| ポゼッション | 67% | 33% |
| ゴール期待値 | 0.9 | 1.28 |
| シュート数 | 16 | 13 |
| 枠内シュート | 4 | 5 |
| コーナーキック | 8 | 5 |
| パス数 | 698 | 344 |
| パス成功率 | 90% | 76% |
| ファウル | 5 | 4 |
| イエローカード | 0 | 1 |
| レッドカード | 0 | 0 |
繋ぐサッカーを標榜する新潟と、守るサッカーに定評ある福岡。結果的にはアビスパの堅牢なサッカーが勝利する形となった。お互いが粘り強い守備で得点を許さない展開が続いたが、交代で入ったシャハブ ザヘディの繋ぎから田代 雅也のゴールで先制に成功。その後は新潟がボールを回し、得点を狙うも堅牢な福岡な守備は乱れず、0-1と福岡の勝利で終わった。
まとめ
塩試合は退屈なものですが、堅守と相手の良さを封じる力に長けている裏打ちであるとも言えます。
アビスパ福岡、ヴィッセル神戸、京都サンガFC、そして東京ヴェルディ。
このあたりのチームが良くランキングに挙がっていましたが、いずれも降格はしておりません。
横浜FMが示す通り、パスの成功率が試合を決するわけではなく、シュートが少なくとも決定機を逃さなければスコアは多く入る。
いろいろな戦術の形があるもの。
来シーズンはバカ試合を量産するクラブとなるのか、塩試合を量産するクラブとなるのか。
それぞれのチームの違いにも、注目をしていきたいところです。
